絵本

時計の下の箱に隠れたいなとつぶやいた『おおかみと七ひきのこやぎ』

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時計の下の箱に隠れたいなとつぶやいた『おおかみと七ひきのこやぎ』

 

保育園0歳児クラス(子供年齢1歳児)の頃はモコなど、擬音しかのっていない大人が読んでもどう楽しめばよいのかわからない本が多くあったのですが、保育園2歳児クラスになるともう3歳になっているということもあり、物語になっている童話を読んでもだんだん理解できるようになってきています。
保育園の先生が3匹のこぶたを読んでところ、そこから三匹のこぶたごっこが始まり、子供が突然、先生におおかみ役を押し付けることもあるそうです。
9月頃に三匹のこぶたの本を借りたのですが、読まずにそのまま返した記憶があります。
そこから3ヶ月程度でなぜか三匹のこぶたごっこが繰り広げられる程に思考は発達するんですね。
団体行動のなせるわざですかね?

 

 

 




 

おおかみ繋がりでおおかみと七ひきのこやぎを借りてきました。

 

 

あらすじはご存知ですよね?
オペレッタや劇でも鑑賞されたことがあるかと思います。

 

 


 

 

 

おかあさんやぎが出かけている間に、こやぎを食べたいおおかみが家に入ろうと努力をするのです。
ガラガラ声をはくぼく(白いチョークですよね?)を食べて直したり、黒い手にパンと小麦粉をつけて白い手にしたり・・・
おおかみさん、なかなかかしこいんですよ。
七ひきのこやぎを騙して、家の玄関扉を開けさせ、六ひきのこやぎを丸呑みにしてしまうのです。
唯一、時計の下の箱の中に隠れた小さな末っ子のやぎだけが丸のみにされずにすんだのです。
自分が読んでいた絵本では、大きな柱時計の中に隠れたという内容だった気がしたのですが・・・
時代によって読み手である子どもがわかりやすいようにカスタマイズされているのですかね?

 

 

 

最後は赤ずきんちゃんと同じように、お腹がいっぱいになってしまったおおかみは寝てしまい、そこに戻ったおかあさんやぎと末っ子やぎでおおかみのお腹を切って六ひきのこやぎを助けます。
おおかみのお腹にはたっぷりの石を詰めて縫い合わせられて、喉が渇いて昼寝から起きたおおかみは井戸の中を覗いた拍子に落ちてしまいます。

 

 

 

子どもとしては、おおかみが部屋に入ってくるところは読まなくてもよかったらしく、ページを飛ばし、おおかみの腹を切って六ひきのこやぎが出てくることが重要だったみたいですね。
おおかみが井戸に落ちてしんでしまったことを喜ぶ七ひきのこやぎたちの行動に対し、読み手の親としては悪者は死ぬことで罪を償うのが良いと描かれているような気がして心境としては複雑でしたね。
でも、本を読ませていた子どもの心境としては、この喜ぶこやぎたちに近いのだと思います。

 

 

 

あ、ちなみに、本を読ませたあと、『おおかみと七ひきのこやぎ』どういう話だったの?と聞いたところ、返事ナシ。
読んでから5分も経ってないのに読んだ内容頭にも入っていないのか・・・

 

 

 

短期記憶を付けさせるにはまだまだ修行が必要なようです。

 

 

今回紹介した商品

 

講談社のおはなし絵本箱 おおかみと 七ひきのこやぎ [ 那須田淳 ]
by カエレバ